未来会議室ブログ

未来会議室とクラウドファンディング。

更新日:2016.09.02
IT関連 , The Kumamoto Future Times , トレンド , ライフハック

コワーキングスペース未来会議室
広報、ライター
工藤英揮


4月に発生した熊本での大地震とそれに伴う未来会議室の休業を経て、7月7日よりスタートしておりました【熊本の復興を“仕事場所”から。コワーキングスペース「未来会議室」を復活させたい!】プロジェクトが8月いっぱいで終了となりました。ご支援並びに情報拡散いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

 

お陰様をもちまして、51名の支援者様から目標金額である¥549,000の資金を集めることができました!!

実は地震発生以前からクラウドファンディングを地域でも推進しようと、未来会議室でもイベントや連携に力を入れてきました。非常に面白い仕組みだと理解しておりましたが、何せ実体験がなかった(支援側としてしか利用経験がなかった)もので、一般的なノウハウしか持っておらず、正直不安もありました。したがって、今回実際にやってみて実に多くのものを得ることができたと思っています。

まだリターン等が残っておりますので完了したわけではありませんが、”実際にやってみる”ということが本当に大事だと改めて感じているところです。クラウドファンディングについて、昨今様々な意見を目にしますが、意見するのであればまずやってみてからだと思います。何事もそうですが、論じるのであれば最低でもまずは自分で確かめて欲しいです。寿司を食べたことのない人が寿司を批判することが無意味なように、もし意見するのであればまずはやってみては?と思うわけです。

【参考】以前、クラウドファンディングについて書いていた記事

【参考】クラウドファンディングとは -基本的な知識とメリットについての解説-

【参考】地震情報まとめ(地震後の記事※クラウドファンディングと募金について触れています)

 

以下、今回のプロジェクトで感じたことをいくつかあげようと思います。

・クラウドファンディングは単なる資金集めではない

クラウドファンディングという言葉の意味は「大衆から資金を集める」ことですが、これは特に目新しいものではないです。株式会社とは株式を発行して大衆から資金集めることを目的としていますし、神社やお城など日本古来の建築物を建てる際も、資金集めをしてきたと思います。この”資金調達”という活動/運動と”インターネット”という技術/ツールを組み合わせたものがクラウドファンディングだと思っています。

日本でクラウドファンディングが普及し始めたのは東日本大震災の後だと言われています。今回の未来会議室のプロジェクト実行の動機も、熊本での震災が一番でした。お分かりの通り、”募金”という行為も大衆から資金を集めるという意味ではクラウドファンディングです。既存の”行動”にインターネットというツールをかませたクラウドファンディングは、これまでの”資金獲得”と同様に単なる資金集めのツールではありません。なぜかと言いますと、そもそも誰も知らない事には身銭を出しませんよね。これまでの募金、資金調達もそれ相応のマンパワーが不可欠だったようにクラウドファンディングでも活動を認知してもらい、人に「お金を出そう」と思わせるための行動が必要です。その活動の中で、プロジェクト実行者はそもそものプロジェクトを知ってもらい、支援者に支援する動機を持ってもらう必要があります。その一つがリターンです。実行者は支援金額に応じてリターンを準備する必要があります(現在、国内のクラウドファンディングサービスのほとんどは購入型のため)が、見てもらう人にいかに”期待”を持たせるリターンを準備できるかも、重要です。リターンが必要である以上は、 Eコマース的な側面も強いと感じました。

未来会議室の場合は施設がありますので、施設の利用券と、施設利用が難しい人を対処にTシャツなどのオリジナルグッズをリターンの軸としました。もちろんそれぞれの状況によって準備できるリターンは制約を受けると思いますが、プロジェクトに対する熱意の伝え方と同様に、リターン(商品)の設計には時間をかけておくべきかと思います。

 

・ITの影響力、発信力は無視できない

クラウドファンディングはインターネット上で資金を集めますが、全てをインターネット上で完結するわけではありません。

クラウドファンディングのセオリーとして“1/3の法則”が有名です。

“1/3の法則”とは、目標金額の内訳直接的知り合い+間接的知り合い+全く知らない人という理論です。結果論ではありますが、不思議と未来会議室のプロジェクトでもこの法則が当てはまりました。

まだまだ認知人数という点では絶対数が少なかったのですが、これまでのユーザーや応援してくれている方々を中心にプロジェクトの認知を広げていただきました。

具体的には、未来会議室のFacebookページ、ツイッターで情報を拡散した上で、知り合いの方に直接連絡という手法をとりました。普段からSNSは活用しておりましたが、今回の地震関連の投稿のリーチ数の伸びは図らずもこれまでの投稿の中でも目を見張るものがありました。

今回クラウドファンディングを利用してみてインターネットの拡散力という恩恵を改めて感じさせられました。どういうことかというと、支援者の中には未来会議室を知らなかったであろう人からの支援が予想以上にあったということです。開始から間もないタイミングで爆発的に情報を拡散でき、結果として支援金額が跳ね上がったことは非常にありがたかったです。

インターネットがなければ直接連絡するしか手段がないため、圧倒的にマンパワーも時間もかかることは言うまでもないです。そういう意味でインターネットを活用したクラウドファンディングは、時代ともマッチした非常に便利なサービスだと思います。

入り口は資金調達かもしれませんが、結果的に資金調達だけでなく、広報(PR)、マーケティングツールとしても利用できるということが、以上の文面から伝われば幸いです。

 

まとめ


冒頭でも述べた通り、実現したいことがあって、クラウドファンディングの存在を知っているのであれば、まずやってみるべきだと思います。ほとんどリスクもなく活動PR、マーケティング、資金調達ができるサービスが他にあるでしょうか。

目的として何に重きをおくかにもよりますが、本当に案ずるより産むが易しではないかと。もちろんそれなりの時間と労力は要しますが、何事もそうだと思います。

今後はより一層、ローカルでもクラウドファンディングを推進していきたいと思いますので、検討している方や少しでも関心のある方はご相談ください。

最後に、当プロジェクトに関わってくださった皆様、本当にありがとうございました!今後一層、熊本でも”コワーキング”の推進に努めてまいりますので、引き続きよろしくお願い致します!!


 電話で問い合わせる